こんにちは、シノハラシゲシです。
物語(ストーリー)の基本的な構造はこれ1冊で学べる。
ビジネスに物語(ストーリー)の力を応用するケースが多々ある。
ビジネスの場合は、ストーリーテリングという手法で構築する。
ビジネスストーリーの場合は、「事実」が最も重要な要素となる。
今回は、昨今大ブームである『鬼滅の刃』のような、人の心をつかんで離さない、創作のほうの物語(ストーリー)についてブログを書いてみた。
セイブザキャットとは?
危機一髪のネコを助けたり、お腹をすかせた子どもにパンを分けあたえたりすることによって、主人公が共感できる人物であることを観客たちに伝えるテクニックのこと。
脚本家や小説家、漫画家などの作家志望の人はもちろんのこと、ハリウッド映画のストーリーはどういう構造をしているのか興味がある人も楽しめる内容になっている。
『SAVE THE CAT(セイブ・ザ・キャット)の法則 本当に売れる脚本術』とは、映画の脚本を書きたい人にとってはバイブルのような本であり、漫画家や小説家などの物語を考える人にも役立つシナリオ作りの指南書だ。
著者のブレイク・スナイダーが、友人に語るようにシナリオ作りのノウハウを教えてくれる。
本の雰囲気を伝えるために冒頭のブレイク・スナイダーの言葉を引用する。
巷にある脚本術の本は、あまりにも小難しい! しかも面白みもなく、退屈だ。
映画というものをものすご~~~く高尚なものとして崇拝しすぎている
たかが映画じゃないか!
実際に脚本家や映画会社の連中が使っているような、簡単な言葉で書かれた脚本術の本があってもいいんじゃないか?
ログラインが最も重要
「それって、どんな話(物語)?」と聞かれたときに、内容を簡潔に伝えて相手に興味を持ってもらえるように1行か2行の文章に短くまとめたものをログラインという。
たいていの場合「どんな人物がどんなことをする(どんな目に遭う)」という形の簡潔な文章であらわされている。
具体的な例をあげると現在大ブームの『鬼滅の刃』のログラインは以下のようになる。
主人公、竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、留守の間に家族を鬼に殺され、唯一生き残った鬼になった妹を、人間に戻すために戦い成長していく物語。
大ヒットする作品達は、この1~2行に観客の興味を引く要素が詰め込まれているとブレイク・スナイダーは語っている。
その要素は何かというと【皮肉】や【イメージの広がり】だ。
『鬼滅の刃』でいうと
普通の少年が【鬼を退治する(鬼殺隊として戦う)】ことと、【鬼になった妹を人間に戻す(家族を守る)】という関係が【皮肉】だ。
イメージの広がりとは物語の雰囲気や面白いことが起こりそうな予感がログラインから伝わってくるという意味。
たしかに、面白くて有名な作品は誰かに紹介する際、どんな話なのかを説明しやすい。
そんな面白い物語を、我々でも書ける、そしてそれを世にリリースする方法まで記されているのがこの「SAVE THE CATの法則」だ。
次の『鬼滅の刃』を生み出したい!と思っているあなたのための最高の一冊になることは間違いない。